初心者向け、コーヒー豆についての情報

コーヒーを愛飲しているものの、詳しいところまではわからない、という人は多いです。ここでは今更聞きづらい、初心者向けのコーヒー豆に関する知識について紹介いたします。

コーヒーの木について

コーヒー豆

コーヒー豆の収穫はコーヒーの木から行われます。これは観葉植物としても販売されている植物で、家庭でもうまく育てればコーヒー豆が収穫可能です。このコーヒーの木は三ヵ月程度でジャスミンのような白い花は咲きます。その花が散ったあとからが本番で、果実が実ります。一人前になるのが大体2~3年後で、その時に実る果実であるコーヒーチェリー、この果肉の中に入っているのがコーヒー豆です。
名前は豆ですが、正確には種なのです。もちろんコーヒーチェリーの果肉自体も食べられるものです。ほんのりあまい爽やかな美味しさが特徴、コーヒーにおいて時折聞く、フルーティな味わいは、このコーヒーチェリーの味からとなっています。豆としてはけして感じられないフルーツのような味わいは、コーヒー豆が豆ではなく種だからなのです。

焙煎度ってなに?

コーヒー豆

コーヒーの木から収穫されたコーヒーチェリー、そしてその中に入っているコーヒー豆は選別、鑑定で分けられます。この段階ではまだ生豆で、この段階でも抽出可能なものの、まだコーヒーの味ではないです。コーヒー豆にしていく段階で欠かせないのが焙煎という作業、これを経て知っているコーヒーの味になっていきます。焙煎にもレベルがあり、ざっくり三段階で分けられます。焙煎士という人がいるほどで、もっと細かい調整がありますが、段階としては浅煎り、中煎り、深煎りです。浅煎りの場合はフルーツの香りがまだ残っている段階で、コーヒーにしても薄い色をしています。その味わいは非常にフルーティで軽いもの、あっさりとした一杯を飲みたい人におすすめです。

お茶のような感覚で飲めてしまう、という人もいるかもしれないです。そして次に、中煎りは市販で売られているコーヒーと同じ焙煎度です。コーヒーとしてとてもバランスのいい段階で、飲みにくさもなく、それでいてコーヒーの美味しさを感じられる段階です。日本人にとって非常になじみ深い焙煎度です。最後に深煎り、これはもっともビター担っている状態で、朝の一杯、食後の一杯に口内をリフレッシュしてくれるような、そんなコーヒーが抽出できる段階です。豆も茶色ではなく、黒くなっています。

豆挽で決まる粒度

コーヒー豆

焙煎した段階ではまだ豆はホールの状態です。ここから抽出方法にあわせた豆挽をしていきます。自宅に豆挽機を導入しているなら、自宅でも挽けます。勿論お店で、抽出方法にあわせて挽いてもらうことだって可能です。この粒度には五段階あり、極細挽、細挽、中細挽、中挽、粗挽きがあります。細かい程に抽出効率が高まります、なので極細挽はエスプレッソのように早く抽出できるものにおすすめです。細挽は水出しコーヒーをする場合におすすめ、コーヒーメーカー使用の場合は中細挽、ネルドリップやサイフォンの場合は中挽、パーコレータは粗挽きがおすすめの粒度です。細かいほどいい、というわけではなく、抽出方法にあわせて粒度を調整するのが美味しいコーヒーをいれる秘訣なので、しっかり確認の上粒度をきめます。店頭で挽いてもらう場合は自宅の抽出方法にあわせて注文するのが大事です。

産地と世界三大コーヒー

コーヒー豆

詳しくなっていくと産地についても知っていくようになります。産地ごとに銘柄があるので、豆知識として知っておくといいかもしれないです。本格的にコーヒーを知っていくと、この産地を見て味を想像し、購入していくのに繋がります。モカ、グァマテラ、ジンバブエ、コスタリカ、ケニア、サルバドル、ホンジュラス、キューバ、マンデリンなどがあり、豆によって酸味が多い、甘味が多い苦味が強いなどがあります。これらの分類は非常に細かいので、店頭ポップや商品ページを参考にして選ぶのがいいかもしれないです。

ブレンドの組み合わせもこの酸味や甘味のバランスをみて行っていくことになります。そしてそんなブレンドのベースとして利用しやすいのがブラジル、コロンビアです。この二つは非常にバランスのいいコーヒー豆なので、ベースにたてて組み合わせがしやすいとされています。自分でブレンドしてみるときはこれらをベースに考えて、組み合わせてみるのをおすすめいたします。しかしこれだけ銘柄が多いと結局どれがいいのか?というのが疑問です。初心者にとって甘味や酸味など、細かい情報を提示されてもいきなり自分の好みというのは引き当てられないです。なので、ここで紹介したいのが世界三大コーヒーという存在です。まずはブルーマウンテン、これは希少な豆で、そしてコーヒーの王様とされています。コーヒーにおいて欲しいものを全て持っている、そんなコーヒー豆です。

次に野性味の王様とされているのがキリマンジャロ、酸味が強い豆で愛好家の方々に強い支持を得ています。最後にハワイのコーヒーであるコナ、これは苦味が少なく、飲みやすいコーヒーとして人気です。たくさんの銘柄がありますが、まずは聞いたことがある、というものを選びがちです。店頭でもちろんおすすめを聞くこともできますが、ざっくりとでも銘柄について知っておくのがおすすめです。またネットを見ると気軽に楽しむブレンド例や黄金比について掲載されていますので、ぜひ参考にして自分でブレンドもおすすめいたします。

ストレートとブレンド

コーヒー豆

ストレートは一つの銘柄を飲む方法、そしてブレンドは複数の銘柄を好みのバランスで組み合わせて飲む方法です。ストレートの場合はその銘柄の良さがダイレクトに感じられる、そしてブレンドの場合はそれぞれの豆をバランスよく織り交ぜていき、それで独特の美味しいコーヒーを作れるというところにあります。オリジナルブレンドが自慢の喫茶店もあるように、コーヒーは比率や淹れ方で大きく味を変えます。美味しいコーヒーの為にもぜひ、ストレートもブレンドも味わってみて、好みのコーヒーを探していきたいところです。

ブレンドでしか味わえない、そんなコーヒーもあります。また自分でブレンドした豆を持っておき、それを自宅で楽しむと特別なコーヒータイムにおいて幸せな気持ちになれます。自宅でいるとどうしても手が伸びてしまうコーヒー、その時間をより楽しむためにもブレンドを自分でしてみるのがおすすめです。最初はネットの掲載されているものを真似ていくと、だんだん感覚がつかめていきます。

コーヒー豆についてのまとめ

コーヒー豆

コーヒーを飲んでいてもコーヒー豆について知らないことはたくさんあります。美味しい淹れ方なども調べていくと本当に終りのない世界なので、全てをしるのは難しいですが、それでもさわりだけでも知っておくだけで普段飲んでいるコーヒーへの見方がかわります。なんとなくインスタントコーヒーを飲んでいる人も、この機にぜひ美味しいコーヒーのために知見を深めていくのがおすすめです。世界三大コーヒーに数えられている豆を購入して自宅で淹れるのもよし、コーヒー専門店で購入するのもよし、入口はたくさんあります。コーヒー特有のいい香りにつつまれ、そして深い味わいを感じるのに幸福感を覚えるのであれば、ぜひ一度本格コーヒーを味わうのがおすすめです。コーヒー豆は店頭でも通販でも手軽に取りよせ可能です。